JR北海道(本社・札幌市中央区)は、2019年秋と20年秋に自社の新たな観光列車を投入する。同社は、JR東日本や東急電鉄と連携して2社が保有する観光列車を道内で走らせる計画を明らかにしたが、自社観光列車も充実させることで線区の維持、発展に繋げる。(写真は、JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」)

 自社投入する観光列車の一つは、19年9月運行開始を予定している「山紫水明(さんしすいめい)」シリーズ。キハ40形2両を約2000万円かけて改造、内装は木材や木目材料を使用して新たに木製テーブルを設置。

「紫水(しすい)号」は、深みのある紫色のカラーリングをベースに、海や雪の結晶、空の星をモチーフにしたデザイン。「山明(さんめい)号」は、広大な大地をイメージした深い緑色をベースに、山々や樹木、パッチワーク畑をモチーフにしたデザイン。

 もう一つの観光列車は、20年秋運行開始予定の多目的特急。「スーパー北斗」や「スーパーとかち」で使用している261系1000代の特急ディーゼルカーをベースに、北海道の代表的な花である「はまなす」と「ラベンダー」をイメージしたデザインにして各5両編成で走らせる。

 各号とも、1両目は車内でのイベントや食事などに利用できるフリースペース、2~5号車の座席には向かい合わせに使用できるテーブルを設置、全座席にパソコンや携帯電話の充電用コンセントを備え、無料公衆無線LANサービスも提供する。

 JR北海道は現在、自社保有の観光列車として特急ディーゼルカータイプの「ノースレインボーエクスプレス」、「クリスタルエクスプレス」、一般ディーゼルカータイプとして「流氷物語号」、「北海道の恵みシリーズ」、「ルパン三世ラッピング車両」、「地球探索鉄道花咲線ラッピング車両」、その他にも「SL冬の湿原号」、「富良野・美瑛ノロッコ号」、「くしろ湿原ノロッコ号」を通年あるいは季節ごとに走らせている。さらに観光列車を充実させることで鉄道線区の維持、発展を図っていく。



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