札幌交通圏のタクシー会社、フジ交通(札幌市西区)と鈴蘭交通(同)は、10月25日(金)から31日(木)までタクシーに乗車した小学生以下の子どもに各社先着500人限定で菓子かおもちゃをプレゼントする「ハロウィンキャンペーン」を実施する。
(写真は、車体に貼られた「ハロウィンキャンペーン」のステッカーとフジ交通のタクシー=フジ交通提供)

 2社はこれまでにもゴールデンウイーク中に車体に鯉のぼりを付けて走る「こどもの日キャンペーン」や地域に根差した活動として「八軒ふれあい夏祭り」、「八軒万博」などに合わせて「こども運転手体験」を行うなどタクシー事業の理解促進に努めてきた。

 今回は、ハロウィンに合わせてタクシー業界に注目してもらい、安全、安心、快適という視点でタクシーの未来を考えてもらうきっかけにするため「キャンペーン」を行うことにした。期間中、フジ交通70台、鈴蘭交通52台の全車にハロウィンのステッカーを貼り、ハロウィンのバケツと菓子、おもちゃを積み込む。「ハロウィンキャンペーンを通じて子どもたちにとってタクシーが身近な存在であることを知ってもらいたい」(フジ交通経営企画室)としている。

 タクシー業界は10月1日の消費税率の引き上げ分が価格に上乗せされたが、業界が求めていた運賃改定は先送りされ業界の経営環境は厳しい状態が続いている。フジ交通と鈴蘭交通はキャッシュレスの5%還元事業に参加しており、PayPayや楽天Payの支払いが大幅に増加。PayPayの支払いは9月に比べて3倍に増えているという。


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