JR北海道、北8東4「鉄東社宅」跡を有効活用

交通・運輸

 JR北海道(本社・札幌市中央区)が札幌市東区北8条東4丁目の鉄東社宅跡地の有効活用を検討している。病院への賃貸が有力と見られているが、「あらゆる可能性を検討している」(広報)としている。IMG_3151(写真は、全戸退去が完了した鉄東社宅)

 鉄東社宅は、かつて5階建て団地が十数棟近くも並んでいたが、多くが取り壊されて商業施設や飲食施設に変貌した。唯一残っていたのが北8東4の4棟だったが、既に全戸の退去が完了し間もなく解体作業が始まることになっている。

 敷地面積は約2300坪(約7500㎡)。都心部から比較的近く周囲は商業、飲食施設のほか分譲マンションなどが建ち並ぶ。跡地利用の最有力候補になっているのが、社会医療法人朋仁会が運営する2病院の集約移転。JR北海道の広報は、「まだ何も決定していない。賃貸、売却の両面であらゆる可能性を検討している」と話す。

 JR北海道は、移転を進めている新・苗穂駅の北側約2haの社員研修センター跡地にもマンション、病院、サービス付き高齢者向け住宅、商業施設を誘致して有効活用する。ここの病院には、整形外科、リハビリテーション科、麻酔科で現在、東区北24東1にある医療法人社団我汝会さっぽろ病院が移転することになっている。
 

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