P1080429 札幌交通圏でタクシー事業を行っている三和交通や北星ハイヤーなどエスケー(SK)タクシー事業協同組合は、約600台の全車で今夏からイオンの電子マネー「WAON」やJR系交通カードの「Kitaca」「Suica」などで決済できるようにする。利用者の利便性を高めて乗車しやすい環境を作るのが目的。(写真は、SKグループ代表理事長・三和交通社長の山澤巖雄氏)
 
 SKタクシーは、三和交通、さくら交通、北星タクシー、北びしハイヤー、寿ハイヤーなどで構成され、札幌交通圏(札幌市、北広島市、石狩市、江別市)でタクシー666台を所有する業界最大手。同グループはこれまで乗車時のクレジットカード決済は行っていなかったが、利便性を求める声が多かったことからJR北海道やJR東日本などの交通系カードとイオンの電子マネーに対応できる決済端末を全車に導入することにした。ただし札幌市の交通系カードSAPICAは使えない。
  
 6月から7月にかけて約1億5000万円を投じて端末を車内に取り付ける。 
 SKグループの山澤巖雄代表理事長は「お客様の利便性向上に繋がることを期待したい」と語る。WAONで決済できるタクシーは東京などでは広がっているが、道内では初の導入になる。


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