道銀・道経産局・道が「大学・高専の教員・職員向け合同企業説明会」開催

金融

 北海道銀行(本店・札幌市中央区)、北海道経済産業局、北海道の共催で、2025年11月5日、「大学・高専の教員・職員向け合同企業説明会」が開催された。会場となった札幌市中央区のさっぽろテレビ塔には、新卒デジタル人材の採用を目指す道内企業20社と道内大学・高専の就職・進路指導担当の教職員20人がオンラインを含めて参加した。(写真は、「大学・高専の教員・職員向け合同企業説明会」の様子=道銀提供)

 道銀は、道内4高専(函館、苫小牧、旭川、釧路)と「産学連携協力に関する協定」を2007年に締結している。これを受けて道銀主催により、2010年度から高専の教職員を対象にした合同企業説明会を開催、2016年度からは、文部科学省が推進する、地方大学卒業生の地元就職を高める施策「COC+(センター・オブ・コミュニティ=シーオーシープラス)と連動、工業系4大学(室蘭工大、北見工大、千歳科学技術大、北海道科学大)の就職担当者なども参加して開催してきた。コロナ禍での中断を経て、2023年度から再開、2025年度は、9月25日に同じグループの北陸銀行(本店・富山市)の協力を受けて、道内22社が参加する合同説明会を実施した。

 こうした道銀の説明会の実績をもとに、今回、北海道経済産業局が事務局を務める北海道デジタル人材育成推進協議会、道との3者共催で初めて、合同企業説明会を開催することになった。参加した道内企業20社は、いずれも道銀や北陸銀などの推薦を受けた優良企業で、担当者が、事業内容や特徴や魅力、採用の取り組みについて説明した。道内大学・高専の就職・進路指導担当の20人(対面参加10人、オンライン参加10人)は、熱心に耳を傾け、活発な質疑応答も行われた。道銀の担当者は、「オンライン形式と対面形式を織り交ぜ、学校側の参加者数の増加や内容の充実に繋げることができた」と話している。

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