北洋銀行主催による「ものづくりテクノフェア」が24日、札幌コンベンションセンター(白石区)で開催された。北海道の“ものづくり産業”を支援する目的で始まったこのフェアは年々出展者が増加、7回目となる今回は道内外から186の企業や団体が出展し、過去最大規模となった。(写真は挨拶する石井純二頭取と出展ブースを回る石井頭取)
 
 フェアの開催に先立って開会式が行なわれ、まず石井純二頭取が挨拶。同頭取は「このフェアには3つの大きな特長があります。ひとつは商談会機能、もうひとつは“産学のオール北海道による連携強化、そして北海道と本州との連携強化です。今年も大勢の皆さんが視察に来ています。ぜひ本州との結びつきをこの機会に強めて欲しい」と力を込めた。
 
 また来賓の北海道経済産業局の増山壽一長局長は、挨拶の中で「金融機関は口は出すがお金はなかなか出さないというイメージがあるが、北洋銀は口を出さずお金を出すといった企業支援にも取り組んでおられる」と話し、「北海道のものづくりを応援するこのフェアは年々出展者が増えており、今回の盛会を見ると景気回復の兆しが感じられる」とエールを贈った。 
 
 フェアでは北海道の成長産業の柱として期待される「食」と「環境」に着目。「道内における食品製造業と食品加工機械製造業のマッチング」と「環境・エネルギー改善技術の導入促進」を重点テーマとして掲げている。また今回は「広域連携の強化」を合い言葉に東北地方をはじめとして本州方面から39の企業・団体が出展、これは前回の5倍近い数字。北洋銀が東北地方と提携を強化してきた成果が表れた形となった。 (北方ジャーナル提供記事)


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