サッポロドラッグストアーがリベンジ戦で臨む旭川市内の店舗建設進む、道新旭川支社跡地にはすでにポールサインも登場

金融

 サッポロドラッグストアー(本社・札幌市)は旭川市内で出店を進めているが、道新旭川支社跡地を利用した店舗とカワムラ本社隣接地の店舗が外観を現し始めた。道新跡地では既に「サツドラ」のポールサインが据えつけられメインストリートの4条通で目を引いている。サツドラにとって旭川出店は、リベンジ戦。ドラッグストアと言えば「ツルハ」が常識の旭川市内でどこまでシェアを伸ばせるか、サツドラの本気度が試されることになる。
 
 左の写真は、道新旭川支社跡で建設が進むサツドラ店舗で右の写真はカワムラ本社の隣接地で建設が進んでいるサツドラの店舗。どちらも建屋はほぼ完成している。
 
 道新跡地を利用した店舗は大和リース(大阪市)がデベロッパーで、サツドラがキーテナントになり、かつ丼・とんかつの「かつや」も出店する。建設は廣野組。立地場所はメーストリートの4条通に面しており、金融機関の本支店が立ち並ぶオフィス街。建屋の建設に先行して真新しいポールサインが立ち遠くからでも目立つため、オープン前から評判を集めているようだ。店舗面積は約400坪で11月下旬から本格営業を始める。
 
 カワムラの本社隣接地の店舗は、9月末にオープンする予定。こちらは単独の店舗となるが現在はサツドラ店舗を示す目印はない。カワムラが建設しサツドラが店舗を賃借する形態で店舗面積は約440坪。
 
 サツドラは過去に旭川市内に出店していたものの撤退した経緯があり、これまではショッピングセンター内の小規模店舗しかなかった。今年に入って7月5日には自社物件の旭川大町2条店をオープンさせ、さらに2店舗を加えて攻勢をかけていく。
 
 サツドラは、人口27万人の函館市に9店舗、18万人の釧路市に4店舗、17万人の帯広市に3店舗をそれぞれ出店しており、人口35万人を擁する旭川市では実質ゼロという状況が続いていた。

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