七十七銀行札幌支店が日生札幌ビル16階に移転、空中店舗に

金融

 地方銀行の七十七(しちじゅうしち)銀行(本店・仙台市青葉区)の札幌支店が、2024年6月10日に札幌市中央区北3条西4丁目1-1-の日本生命札幌ビル16階に移転、ビル上層階の空中店舗になった。(写真は、七十七銀行札幌支店があった札幌大手町ビル1階)

 七十七銀行は、1878年12月、全国77番目の国立銀行として設立された国立七十七銀行がルーツ。今年7月3日から発行される、新1万円札の肖像になる明治の実業家、渋沢栄一氏が設立に関与したことで知られている。札幌支店は、これまで同市中央区南1条西4丁目5-1の札幌大手町ビル1階に入っていたが、2024年6月7日で営業を終了、同年同月10日から日生札幌ビル16階に移転、営業を開始した。これまでは1階路面店として、利用していない人たちにも「七十七銀行」の存在は知られていたが、空中店舗になることによって、利用しない人たちの認知度は低くなりそう。

 金融機関の空中店舗化が進んでいる。道内の信用金庫では、地方に本店がある信金の札幌支店で空中店舗化が先行しており、この春、北陸銀行札幌支店ビルの建て替え増床で生まれた「ほくほくFGビル」には、北陸銀行札幌支店が2階に入り、空中店舗化された。

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