「らいらっく・ぎゃらりぃ」、ほくほく札幌ビル1階に移転オープン

金融

 公益財団法人道銀文化財団(札幌市中央区)は、2024年5月15日に展示施設「らいらっく・ぎゃらりぃ」を、道銀ビルからほくほく札幌ビル(同市同区大通西2丁目5番地)1階に移転オープンさせた。(写真は、「らいらっく・ぎゃらりぃ」の移転オープンセレモニー。左から札幌大谷大学教授・道銀文化財団評議員で第8回道銀芸術文化奨励賞受賞者の平向功一氏、道銀文化財団理事長・笹原晶博氏、道銀頭取・兼間祐二氏、北陸銀行常務執行役員北海道地区事業本部長・畑山拓也氏=道銀提供)

「らいらっく・ぎゃらりぃ」は、美術作品の創作を行っている、道民の作品を発表する場として、1986年に道銀ビル1階に開設したのが始まり。1991年に道銀文化財団が設立され、1992年に名称を「らいらっく・ぎゃらりー」に変更した。通算で38年間にわたって道銀ビルで展覧会などを開催してきたが、道銀ビル移転に伴い、2024年3月で一時閉館していた。

 新しい「らいらっく・ぎゃらりぃ」は、以前よりやや広い28㎡、2面をガラス張りとすることで、オープンギャラリーの要素を加え、室内を有効に活用できるようにしている。また、7時から22時まで照明を点け、扉が閉まった状態でもガラス越しに鑑賞できる。

 前日の5月14日にほくほく札幌ビル1階オープンスペースで行われた移転セレモニーで、道銀文化財団の笹原晶博理事長(道銀会長)は、「最近の中心部の再開発により、大通周辺のギャラリーの数と面積は減少傾向にあるなか、当行は創立時からの芸術文化への支援の思いを、新ビル1階にギャラリーを開設することで結実させた」と挨拶した。5月15日から9月29日まで、歴代の道銀芸術文化奨励賞の美術部門受賞者10人による個展を連続開催する。

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