北海道信用金庫(本店・札幌市中央区)は、本店4階のギャラリースペースで、「しりべしエリアのワイナリー」を紹介する企画展示を2023年9月8日から始めた。同エリアのワイナリー18社のワインを展示するとともに、各ワイナリーを紹介するパネルも展示している。個性溢れるラベルに彩られたボトル約40本が、勢揃いするのは珍しい。展示会場は一般開放しており、気軽に訪れることができる。展示は2023年12月29日まで行っている。(写真は、北海道信金4階で開催されている「しりべしエリアのワイナリー」企画展示。右から同信金の茂野晃示・常務理事業務企画部長、園山哲也・業務企画部部長代理)

 北海道信金は昨年、信金中央金庫(本店・東京都中央区)の70周年記念事業「SCB(Shinkin Central Bankの略)ふるさと応援団」の寄付事業で、北海道と連携して「しりべし産ワインを核とした地域ブランド向上プロジェクト」(2022年度~2024年度)を推薦。信金中金はその推薦を採択して北海道に1000万円を寄付した経緯がある。北海道信金は、このプロジェクトに協力する一環として、今回の企画展示を行うことにした。

 展示にあたって、同信金の茂野晃示・常務理事業務企画部長が小樽市、余市町、仁木町、ニセコ町、蘭越町のしりべしエリアワイナリー全25社を訪問、そのうち限定醸造などを除く18社のワイナリーの賛同を得て、生産されているワイン(各社2~3本ずつ)を購入、準備を進めてきた。ワイナリーを紹介するパネル展示に使っている写真も、茂野常務が撮影したものを一部使用、実際に使われている樽も取り寄せて臨場感を演出するようにした。

 茂野常務理事は、「しりべしのワイナリーは、生産者のこだわりが反映した個性豊かなワインが多い。いろいろな方に見ていただき、しりべし地域を身近に感じてもらいたい」と話している。本店4階ギャラリースペースでは、北海道信金がこれまで作ってきたカレンダーの展示や、継続して出稿している広報さっぽろの裏表紙の展示などを行ってきた。今回は、初めて地域を紹介する企画展示となったもので、今後もこうした地域を繋ぐ企画をこのギャラリーで行っていく考え。


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