北海道新幹線函館開業を睨んで、地域経済を活性化する目的で業務提携した北洋銀行(札幌市)と青森銀行(青森市)の連携事業第一弾が26日にスタートした。ホテルオークラ札幌では高橋はるみ知事や上田文雄札幌市長が出席して青函の新鮮な食材を使った特別メニューの試食会が開かれたほか、北洋大通センタービル地下では両行頭取が揃って函館産裂きイカや青森産りんごジュースの特産品セットを配布し青函の食と観光をプロモーションした。(写真は、ホテルオークラ札幌で行われた青函食材を使った特別メニューの試食会=左と提供された料理)
ホテルオークラ札幌で開かれた試食会には、高橋知事、上田市長のほか北洋銀石井純二頭取、青森銀浜谷哲頭取ら11人が出席。
青森の熟成豚を使った角煮や函館産エビの紹興酒漬けなど青函の食材を使い同ホテルの総料理長が考案した特別メニューを味わった。
石井頭取は、「青森と北海道は食と観光で共通点が多くコラボして両地域の発展に寄与したい。青函の食材を使った食の逸品を札幌から発信して行きたい」と挨拶した。
メニューは、①函館産イカの造り②青森産長谷川自然牧場の熟成豚の角煮③函館産南蛮エビと青森産長谷川自然牧場熟成豚肩ロースのカマ焼き④青森産ゴボウのクリームスープ⑤函館産真イカの衣揚げ⑥函館産サクラマスのムニエルアーモンド風⑦青森産リンゴの四重奏で、4月1日から30日まで同ホテルで行う「函館・青森フェア」のメインメニューとして提供する。
その後、両頭取は北洋大通センタービル地下に移動し法被を着て青函圏の観光をプロモーション。用意された300セットの特産品セットを道行く人たちに配ったほか青函の観光ポスターを展示し両地域の魅力をアピールした。