北海道銀行(本店・札幌市中央区)は、地方銀行5行で共同開催している、デジタルテクノロジーを用いたサービスやアイデアを募集するビジネスコンテスト「X-Tech Innovation 2022(クロステックイノベーション2022)」の北海道地区最終選考会を12月8日、札幌市中央区の道新ホールで開催した。過去2年間は、コロナ禍のため関係者のみの開催だったが、今回は3年ぶりに一般観覧を含めた開催となった。(写真は、最優秀賞のenstem ※写真はいずれも道銀提供)
(写真は、優秀賞のトクティー)
北海道地区の最終選考会に残ったのは9社。各社のプレゼンテーションを経て、審査が行われ最優秀賞に、enstem(本社・東京都中央区)、優秀賞にトクティー(同・同都港区)が選ばれた。
enstemの「Nobi for Driver」は、スマートウォッチを活用したドライバーの安全・健康管理サービス。運転中の心拍数や位置情報をリアルタイムで計測することで、管理者が常にドライバーの状態を把握でき、異常が発生する可能性がある場合に通知するサービス。トクティーの「tokuty」は、特定技能人材のマッチングプラットフォーム。特定技能人材を採用したい企業と特定技能人材を直接繋ぐ、特定技能人材に特化した求人広告プラットフォーム。
(写真は、挨拶する道銀兼間祐二頭取)
(写真は、表彰式後の集合社員)
この日は、予定にはなかった審査員特別賞が急遽選定された。選ばれたのは、エルティビー(本社・東京都新宿区)とFLINTZ(同・札幌市中央区)。エルティビーは、安心安全に外国人雇用を叶えるプラットフォーム「TOKYOJOB」、FLINTZは、ビル管理を見える化し、生産性と価値を向上させるクラウドツール「ビルカン」をそれぞれ発表した。最優秀賞のenstemと優秀賞のトクティーは、各地銀の地区予選で勝ち抜いた企業とともに、2023年1月に開催されるグランプリファイナルに参加する。