遠軽信用金庫(本店・紋別郡遠軽町)は、千歳支店(千歳市錦町1丁目10-1)を新設する。同金庫は現在、札幌市内でも4支店を展開しているが、千歳市にも支店を設け、アパートなど不動産向け設備資金の融資を拡大する。(写真は、遠軽信金千歳支店の建設場所)
千歳支店は、国道36号線沿いに建設する。JR千歳駅から約1㎞離れている。敷地面積約235坪(776・50㎡)のうち、建築面積として約94坪(312・05㎡)を使って鉄筋コンクリート造の地上2階建ての建物を建設する。延べ床面積は約152坪(502・15㎡)、建物の高さは8・51m。工事期間は2023年1月10日から同年8月18日まで。設計、監理は佳総合設計室(札幌市南区)、施工は未定。
遠軽信金は、遠軽・紋別地区に11店舗(うち出張所4店舗)、北見地区3店舗、旭川地区5店舗、札幌地区4店舗の計23店舗を展開。札幌地区は、中央支店(中央区南1条西7丁目5-3)、札幌支店(北区北22条西5丁目2-35)、月寒支店(豊平区月寒中央通4丁目2-10)、宮の沢支店(西区発寒6条10丁目5-5)。
同金庫は、早くからアパートを主体とする不動産向け融資に取り組み、2022年3月期の貸出金1700億円のうち、65%、1104億円が不動産向け融資。札幌地区には1992年8月の札幌支店開設から営業を開始。北海道財務局の認可を受けて札幌地区の営業区域を徐々に拡大、2019年6月に小樽市、岩見沢市、千歳市、苫小牧市、新篠津村も営業区域に加えた。今度の千歳支店は、営業区域拡大に伴う店舗と位置付けられる。