北洋銀行(本店・札幌市中央区)と北海道銀行(同・同)は10月3日、2023年度入行者の内定式を行った。コロナ禍でWEB形式を取り入れるなどしてきたが、今回は2行ともに3年ぶりの対面開催を行った。(写真は、内定者にお祝いの言葉を贈る北洋銀・安田光春頭取)
北洋銀の内定式は、13時から札幌市中央区の北洋大通センター4階セミナーホールで行われた。内定者は63人(男性40人、女性23人)でセミナーホールには49人が出席、東京会場の11人、他会場の3人とはオンラインで同時参加した。志望者は2900人だった。
安田光春頭取は、内定者代表者に内定書を手渡した。安田頭取は、「2020年に北洋銀行グループは、『お客さま本位を徹底し、多様な課題の解決に取り組み、北海道の明日を切り開く』を経営理念とした。内定者の皆さんも、入行後は当行の一員としてお客さま本位の行動を積み重ね、信頼されるパートナーを目指してもらいたい。柔軟な発想と、新しいアイデアと行動力が必要。前例踏襲の先に私たちの未来はない。皆さんが、変化を恐れず自ら考え挑戦することで、北洋銀行グループにイノベーションを起こしてくれることを期待している」とお祝いの言葉を贈った。
(写真は、内定式で挨拶する北海道銀行・兼間祐二頭取)
道銀の内定式は、16時から札幌市中央区の札幌プリンスホテル国際館パミール3階で行われた。内定者は総合職は47人(女性3人)、資産運用や住宅ローンなど特定職21人(女性)、一般職3人(同)の計71人。兼間祐二頭取が一人ひとりに採用内定通知書を手渡した。兼間頭取は、「やる気や能力のある若手行員や女性行員をしっかりと評価して積極的に登用、若い支店長や女性の経営職、管理職をこれまで以上に増やしていく。私は、若手や女性が輝ける金融機関を目指していきます。皆さん、目標を高く持って頑張ってもらいたい」と祝辞を述べた。兼間頭取は、内定者全員に故・稲盛和夫氏の著書『生き方』を用意、「仕事は誰のために、何のためにやるのか。この本を読むと少し見えてくるものがあるのでぜひ読んほしい」とつけ加えた。