大地みらい信用金庫(本店・根室市)は、札幌市内で2店舗目となる「山の手支店」を開設する。開設時期は未定だが、「札幌支店」開設から6年、2店舗目開設に向け具体的に準備を始める。(写真は、大地みらい信金「山の手支店」の開設場所)

 大地みらい信金は、2015年7月21日に「札幌支店」(札幌市中央区北3条西3丁目1-2、札幌駅前藤井ビル1~3階)を開設。「道東と道央の企業を繋ぐための架け橋であり、止まり木であり、発信拠点という3つの役割を担う」(遠藤修一理事長)のが同支店で、預金や貸し出しは順調に伸び、2021年3月期で札幌支店の預金量は、約82億円、貸出量は約180億円。貸し出し先数は約230先、預金を含めた総先数は約1500先となっている。

 融資先は、不動産など特定業種に偏らず、地元の根室、釧路での融資姿勢を堅持して卸売・小売業、建設業、サービス業、製造業、医療・福祉などに多分野に融資を行っている。「札幌支店」開設に伴って、釧根地区と札幌圏の交流は深まっており、「NoMaps」(未来のアイデアや技術が集まるコンベンション)の釧根版も開催している。

 今回、開設する「山の手店」は、西区山の手3条6丁目の山の手通と琴似栄町通の交差点北東角に置く。2021年2月19日に移転のため営業を終了した、「北洋銀行山の手出張所」跡を利用する。同出張所の土地建物は、2021年6月に大地みらい信金が売買で取得している。同信金は、11月1日付で開設に向けた準備責任者を委嘱するが、「開設時期は未定」(経営企画室)としている。


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