北海道信用金庫(本店・札幌市中央区)と保険代理業の興信商事有限会社(本社・同市北区)が建て替えを進めていた北海道信金「琴似支店」(札幌市西区琴似1条丁5丁目3ー15)ビルが完成、27日に営業を開始する。(写真は、27日にオープンする北海道琴似支店が入っている複合建物)
道信金と興信商事が建設した建物は、正式名称「北海道信用金庫・興信琴似ビル」。敷地面積約354坪(1171・14㎡)のうち約166坪(548・61㎡)を利用して建設した地上9階建てで、延べ床面積は、約1017坪(3358・59㎡)。1~2階が道信金琴似支店(道信金所有)、2~4階は庫宅(同)、5~9階が賃貸住宅(興信商事所有)となっている。賃貸住宅の間取りは、1LDK5戸、2LDK20戸、3LDK5戸。駐車場の完備している。
建物の設計・監理は岩田地崎建設一級建築士事務所(札幌市中央区)、施工は岩田地崎・玉川・中井聖共同企業体。土地は、道信金の所有だが、30年間の定期借地で興信商事に賃貸し買戻し特約を付けている。
新しい琴似支店は、「幅広い年齢層の顧客に愛されるくつろぎのスペース」をコンセプトにしており、店舗内は木質感を生かした温かみのある空間としたほか、キッズスペースも設置。また、省エネタイプの機器を使用するなど環境にも配慮した店舗になっている。道信金によると支店の建て替え等リニューアルはこれで一段落、当面の予定はないとしている。