北海道銀行(本店・札幌市中央区)と札幌市、北海道ドローン協会は、札幌市豊平区の札幌ドームを会場に「地方創生サポートセミナー2018」を開催した。テーマは『ドローンの活用について』。自治体や建築土木、測量関連の民間企業などから約180が出席した。図8
DSC07197(写真は、7月26日に札幌ドームで行われた地方創生サポートセミナーのドローンデモ飛行=北海道銀行提供)

 第1部は、札幌ドーム内の会議室で行われ、国内のドローン操縦第一人者である請川博一氏(レイブプロジェクト代表)が『ドローンの可能性』をテーマに講義した。旭川市出身の請川氏は、ドローンを使った空撮のエキスパート(ドローンパイロット)として活躍しているが、32年前に旭川市内を流れる川の堤防で開発局の許可を受けてラジコンヘリコプターを飛ばし始めたのが原点。

 当時は単なる趣味だったが、ある時、通りかかった初老の男性から『これにカメラは付けられないの?上空から写真が撮れたら仕事になると思うよ』と告げられた。映像には興味がなかった請川氏だったが、助言に沿って当時流行っていた『写ルンです』を機体に取り付けてシャッターを押せるように工夫。上空に飛ばして撮影したが、すべてピンボケで使い物にならない。
 
 カメラを変えて露出やシャッター速度を調整、試行錯誤してようやくまともな写真が撮れるようになると、環境庁(当時)や道開発局から原野や河川の撮影依頼が舞い込むようになったという。
 ラジコンヘリが風を切る音を聞いて高さを維持する技術を身に付けたことなど、ドローンパイロットに至るまでの経過を話した。請川氏は、「日本はドローンの製造では中国に勝てないが、操縦技術では世界トップクラス。指先で世界に勝つことができるだろう」と訴えていた。

 その後、HELCAM・丹野宏柄代表取締役が『建設分野、災害分野でのドローン活用』、岩崎・企画調査部の金子和真氏が『農業分野でのドローン活用』、当別町経済部商工課・森淳一課長が『ドローンを活用した地域振興』についてそれぞれ講義した。

 第2部ではアリーナを使って請川氏によるドローン飛行のデモンストレーションのほか、参加者による操縦体験も行われた。ドーム内でドローンのフライトショーが行われたのは今回の札幌ドームが国内初という。



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