札幌駅前通の大通からススキノにかけての街並みリニューアル第1弾になる札幌信用金庫新本店ビル(南2西3)が6日から営業を始めた。午前8時30分から正面入り口で関係者を集めたオープニングセレモニーが行われ、札信金の吉本淳一会長は「3年ぶりにこの地に戻ってきた。地域活性化、地方創生に全力を尽くす」と挨拶した。IMG_4299(写真は、関係者によって行われたテープカット)

 1921年12月創立の札信金本店は、当時の組合長の自宅があった南18条西8丁目に置いてスタート。26年に南11条西8丁目に本店を新築、その後、現在地の建物を改築して本店を移転したのは36年。66年には旧本店ビルが完成、今回はそれから50年ぶりの新本店ビルになる。
 
 敷地は札信金が所有し建物はパルコ(本社・東京都渋谷区)との区分所有。北側の地下2階、地上4階建てビルはパルコが展開する札幌ゼロゲートとして2月26日にファストファッションの「フェーエバー21」が入居してひと足早くオープンした。 
 
 札信金新本店ビルは地下2階、地上10階で、地下は駐車場とATM、1~2階が本店、3~10階が本部。4階には札信金の歩みを振り返る歴史資料展示室やギャラリースペース、9階には空中庭園を設け、工芸作家・髙橋三太郎氏の応接セットもある。共同ビルの敷地面積は1688㎡で建築面積1529㎡、延べ床面積は1万3341㎡。設計監理は久米設計、施工は鹿島建設、岩田地崎建設、玉川組。建設費は非公表。
IMG_4319(1階本店ロビーは木の温もりを感じる空間になっている=写真)
 
 オープニングセレモニーには、吉本会長、前田繁利理事長、パルコの牧山浩三社長のほか秋元克広・札幌市長、四番街商店街振興組合の廣川雄一理事長、札信金の取引先親睦組織ひまわり会の安斎允・つばめ自動車会長などが出席して、テープカットが行われた。
 来賓として挨拶した秋元市長は、「札信金創立95周年の年に新本店ビルが完成したのは市民としても喜ばしい。72年の札幌オリンピックで札幌の街は大きく変わったが、今も街が変わる時代を迎えている。札信金ビルを契機に駅前通も徐々に新しい風景になるでしょう」と話した。
 この新ビルは、2018年1月に札信金、小樽信金、北海信金が合併して誕生する道内初の預金量1兆円超えメガ信金の本部、本店にもなる。
 
 大通~ススキノ間の駅前通ビル建て替えで次に始まるのは、札信金新ビルの南にある南2西3のサンデパートを核にした周辺7ビルの再開発。こちらは4年後の20年3月には28階建てのマンションと商業施設の複合ビルが完成することになっている。
IMG_4349(駅前通の大通からススキノの間で街並みリニューアルの最初になった札信金新本店ビル=写真)
※2016年5月9日記事一部修正。
 


7人の方が「この記事が参考になった」と言っています。