江別産の小麦や大豆、乳製品を味わってもらおうと28日まで札幌市内のホテルオークラ札幌(南1西5)で食のイベント「江別フェア」が開催されているが、それに先立つ1日、三好昇江別市長や安孫子建雄江別商工会議所会頭(江別製粉社長)のほか、食材を提供している6社の代表者らが集まって試食会が行われた。このフェアは、北洋銀行と江別市の連携協定に基づく取り組みの一環で昨年に続く2回目。三好市長は「江別の食材の良さをどんどん市外に発信していきたい」と語った。(写真は、ホテルオークラ札幌で江別の食材を使ったランチを試食する三好市長ら経済人。写真右は試食に出されたランチ)
江別市は食を前面に出した街づくりを進めている。小麦や大豆、乳製品などの素材を生産する農業者とそれらを加工する食品メーカーが近接しており、国から北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区にも指定され6次産業化にも積極的に取り組んでいる。
北洋銀は2012年5月に江別市と連携協定を締結、市の産業振興に北洋銀の持つ情報やノウハウを活用するなど地域活性化へ協働体制を敷いた。
ホテルオークラ札幌の「江別フェア」は、江別の食材を広く発信する食のイベントとして昨年からスタート。今年も2月1日から28日までの1ヵ月間開催されることになった。このイベントを盛り上げようと行われた試食会には、三好市長や安孫子商議所会頭のほか、市観光協会会長の町村農場町村均社長や菊水の杉野邦彦社長、菊田食品郷和平社長、岩田醸造岩田洋二社長、トンデンファーム松山増男社長、北洋銀中村栄作常務らが出席。
同ホテル1階のレストランコンチネンタルのメニューである「大豆と小麦の恵みランチ」(2500円税込)を試食した。このランチには、江別産さしみ豆腐のカルパッチョ、江別産豆乳チャウダー、江別製粉はるゆたかブレンドのサバランといった江別産食材がふんだんに使われており、試食会に参加した経済人らも改めて江別の食材の美味しさを再確認した様子だった。フェアは中国料理桃花林やきょうど料理杉ノ目でも開催されている。
試食会の後には、参加者が北洋大通センター1階で江別市の観光プロモーションも実施した。北洋銀地域産業支援部長の塚見孝成執行役員は、「今後は根釧地域や日高地域の食材を使って食と観光のプロモーションを開催していきたい」としている。