「カラオケ歌屋」などを展開するタカハシ(網走本社・網走市、札幌本社・札幌市西区)のグループ企業、網走バス(本社・網走市)の小澤友基隆社長の突然退任が、地元で波紋を広げている。
(写真は、網走バスの本社)
網走バスは、名鉄グループのバス事業者だったが、2012年にタカハシがM&A、タカハシグループの一員になった。小澤氏はタカハシグループから2013年に社長として送り込まれ、労使関係改善や経営立て直しに手腕を発揮してきた。網走商工会議所の4人いる副会頭の1人として地元経済に関与してきたほか、網走観光協会の会長、2026年6月に解散したオホーツク観光連盟の会長としても道東観光の発展に手腕を発揮してきた。
その小澤氏の突然退任が明らかになったのは、2026年10月5日頃。退任が分かったのは、網走バスから網走商工会議所や網走観光協会に、小澤氏の社長退任により役職辞任の手続き依頼があったため。各公的組織は対応に追われたが、退任理由は「一身上の理由」としか示されなかった。商工会議所は副会頭4人以内という規定があるため、新たに副会頭を選任せずに、副会頭3人で対応することにしたほか、観光協会は副会長が会頭代行に就いた。
突然の退任から3週間余り、「一身上の理由」の中身は、噂としても漏れてきていない。ただ、小澤氏は、退任前の9月頃には、いつものように市の将来を熱く語っていた姿が目撃されるなど、本人にとっても突然だったことがうかがえる。経済関係者は、「新しい発想で新風を吹き込んでくれていたし、人望もあった。市の経済にとっても痛手ではないか」と話していた。なお、網走バスの後任社長には、髙橋グループの道東観光開発(本社・網走市)社長などを務める髙橋晃氏が、2026年10月3日付で就任している。

































