恵庭開発(本社・札幌市)は、札幌市中央区南7条東1丁目の旧札幌ロイヤルホテル跡地をマンション開発分譲の明和地所(同・東京都渋谷区)とガス関連機器メーカーのリンナイ(同・名古屋市)に売却した。明和地所は来春から13階建てのマンション建設に入り、リンナイはショールームを設ける。(写真は駐車場として利用されている旧札幌ロイヤルホテル跡地)
恵庭開発は、2007年に札幌ロイヤルホテルや札幌センチュリーロイヤルホテルを運営していた札幌国際観光が民事再生を申し立てたことに伴いスポンサーとして経営権を取得。
センチュリーロイヤルホテルは、引き続き運営を継続(その後、恵庭開発はマルセンクリーニングに売却)したものの、ロイヤルホテルは設備老朽化が進み再開のメドが立たないとして閉館。11年には建物を解体し駐車場として利用していた。
旧ロイヤルホテル跡地は、約1500坪あるが、12年6月には東側の一部、約420坪をマンション分譲販売のフナコシヤ(同・札幌市)に売却、マンションが完成している。
今回は、南側の約450坪を明和地所に、北側の約650坪をリンナイにそれぞれ売却した。売却額の総額は10億円前後。
明和地所は、『クリオ南7東1』の名称で来年3月から建設を始める。建築面積は約211坪で延べ面積は約2122坪。13階建て、高さ42mで戸数は82。
リンナイは、ガスコンロや給湯器、ガスファンヒーターなど自社製品のショールームを設ける。