映画『ラブレター』のロケ地で知られる小樽・船見坂に、新しい名所がきょぅ2026年3月5日に誕生する。白い三角屋根が目印のパンカフェ・バル「坂と線路とバゲットと」(小樽市稲穂3丁目22-1)。クリエイティブオフィスキュー(本社・札幌市中央区、以下オフィスキュー)が、飲食事業として展開しているベーカリーショップ「ブーランジェリーコロン」の新業態。小樽三角市場にも近く、新たな小樽の風を感じるスポットになりそう。
(写真は、「坂と線路とバゲットと」の外観)
(カウンター席からは、函館本線の線路とポイントが目の前に見える=写真)
国道5号から折れて、市内屈指の急坂、船見坂を上る途中に函館本線を跨ぐ船見橋がある。そのすぐ横にあるのが、白い三角屋根の2階建ての建物。以前は、オムライスとマフィンの店「アリンコモウダッシュ」が営業していた。2021年に移転開業して人気の店だったが、事情により2025年5月、閉店せざるを得なくなった。オーナーは、オフィスキューが企画した映画『しあわせのパン』の熱心なファンで、そこから着想を得た外観と内装が、映画の世界観を凝縮していた。
昨年夏頃、オーナーとオフィスキューの縁が生まれ、建物を譲り受けることになった。オフィスキューの伊藤亜由美代表取締役は小樽市出身で、今に繋がるエンタメ事業の素養を蓄積した地でもあり、現在も小樽のまちづくりに関わるNPO法人の理事を務めている。まちづくりに貢献したいという伊藤氏の想いも「坂と線路とバゲットと」の出店に繋がった。
(写真は、ランチメニュー各種)
新店舗では、「ブーランジェリーコロン」の低温長時間発酵製法によって生み出される、外はパリッとして中は瑞々しい食感のパンを使ったカフェメニューを提供、店舗限定の「季節のバゲットキッシュ」や「北海道アリゴフォンデュ」「フレンチトースト」も用意する。バルタイムには、北海道産の旬野菜や果物、チーズやバターなど後志地域の生産者との繋がりを生かしたメニューを揃え、後志ワインも数多く提供、首都圏で人気の「パン飲み」が楽しめるようにする。
(写真は、テイクアウトのパン各種)
また、テイクアウトでは、店舗限定の「坂と線路バゲット」、バゲットとは思えない食感の「バゲット・ヴィエノワ」などを揃え、焼き菓子も充実している。建物は、ほぼ以前のまま使われており、店内の高い天井とそこから吊るされたシーリングファン、ところどころに見える木の柱と梁、長方形の広い窓が落ち着いた空間を演出している。カウンターの窓からは、函館本線の線路とポイントが見え、時折走る気動車の躍動も体感できる。
オフィスキュー飲食事業部の島森萌課長は、「観光客と地元客がほっと安らげる拠点にしたい。後志の食材やワインの提供によって、実際に生産の現場に行ってみたくなるような、食と観光の接点になるような役目も果たしたい」と話している。建物の下の階は、オフィスキューが初めて手掛ける民泊宿泊施設「フナミザカ ステイ」で、2026年3月中旬から予約受付を開始する。



































