ワンダーストレージホールディングス佐藤肇祐代表取締役兼CEOが初の著書『不器用な経営』発売

経済総合

 高齢者住宅・訪問看護・訪問介護・デイサービス・クリニック・就労支援・配食サービスなどを展開しているワンダーストレージホールディングス(本社・札幌市豊平区)の佐藤肇祐代表取締役兼CEO(45)は、創業から15年で年商40億円規模に成長した同社の歩みと成功談、失敗談を余すことなく書き綴った実録型経営書『不器用な経営』を上梓した。(写真は、ワンダーストレージホールディングスの佐藤肇祐代表取締役兼CEOが上梓した『不器用な経営』)

 小学生時代から、ガキ大将として仲間たちのボス的な存在だった佐藤氏。参加するのが嫌だった町内の盆踊り大会を中止させようと、仲間たちと吹き矢で提灯の灯を消そうとしたこともある。また、新しい遊び方を考案、仲間たちも夢中になって駄菓子屋に行かなくなり、その駄菓子屋が潰れたなど逸話に事欠かない。大学を出て、半導体関連企業に就職、20代で部長職となり将来を嘱望されたが、30代で親の介護や、いずれは北海道で仕事がしたいという想いから帰札。中途入社した2社では、業績を爆発的に伸ばしたものの、社長から手に余るとしていずれもクビになる。

 クビになったことを夫人に言えず、翌日に会社を設立、給料分は稼げる体制を整えた。最初に手掛けたのは名刺印刷業。2年間は月収11万円。知り合いの冷凍食品会社の人から、冷凍のハネ品をもらって食いつなぐこともあった。その後、介護事業に参入したものの、仲間の裏切りや倒産の危機、役員会による不信任など経営を揺るがす事態が繰り返し襲い、そのたびに新たに気づきを得て、ガバナンス強化や新たな投資に踏み切っていった。起業後に貫いてきたのは、社会課題や地域課題に愚直に向き合い、補助金などに頼らずに社会のインフラ事業を構築すること。生きることに不器用なガキ大将が、多くの失敗を経て熱量を増してミドルに成長していく軌跡が、等身大に迫ってくる。

 今回の著書について、佐藤代表取締役兼CEOは、「悩んでも誠実にやっていれば、時間がかかっても最適解にたどりつく。悩んでズルをすると、短期的利益になるかもしれないが、長期的な運とか縁は切れてしまう。私は、チャップリンの言葉にある『短期的に見れば悲劇でも、長期的にみれば喜劇だ』という言葉が好きだ。経営や生きざまに関して、茨の道に裸足で入った方が得るものが多い。多くの人は、茨の道を“痛い”という理由で、先に他の人を通させて、痛くないようになってから通ろうとするが、それでは大きな利益は得られない。茨の道を怖がらないでも良いということを書きたかった」と話している。
 総合法令出版刊、四六判、288ページ、定価税込み1980円、全国書店、オンライン書店で販売。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER