青森みちのく銀行、道内戸建て「札証物産」向け21億円債権焦げ付きか

経済総合

 青森みちのく銀行(本店・青森市)の持株会社、プロクレアホールディングス(同・同)は、青森みちのく銀行の取引先である道内の戸建てハウスメーカー、札証物産(本社・札幌市中央区)に対する債権21億5400万円について、取立不能または取立遅延のおそれがあると発表した。発表は2026年2月10日付。(写真は、「札証物産」本社)

 札証物産は、1965年9月に設立された老舗の戸建てハウスメーカー。建売住宅を専門にしており、東京商工リサーチ北海道支社によると、2021年8月期に54億8000万円の売上高を確保していた。その後も、売り上げを伸ばしていたが、2025年8月期は売上高49億5700万円となり、14億6000万円の純損失を計上していた。

 旧本社の売却などで金融機関債務を返済するなどしたが、道内戸建て需要が低迷、販売も進まず2026年1月に1回目の不渡り、2月上旬には2回目の不渡りとなり、2月9日付で札証物産は青森みちのく銀行から銀行取引停止処分を受けていた。金融機関借入は約60億円とされている。札証物産は、1回目の不渡り後に債権者を集めた会議を開き、約100人が参加したが、具体的な再建策は示されなかったという。

 札幌市清田区美しが丘や白石区北郷、北区屯田などには、同社の建売住宅が残っている。2026年2月12日午後の段階で同社は営業を続けているほか、同社経営陣から社員向けに現状についての説明も行われていない。

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