紋別市にある洋食の店「レストランあんどう」(紋別市幸町5丁目1-24)が、2025年10月末で50年の営業を終了する。地元紋別市民だけでなく、紋別空港を利用して東京からもファンが訪れる名店だった。(写真は、半世紀の営業を終える「レストランあんどう」)
「レストランあんどう」は、1975年秋にオープンしたハンバーグ、ステーキなど洋食の専門店。地元に根付いた洋食店として、市民が「ハレの日」に利用する店舗として知られている。地元洋食店は、この店舗以外にはなく、他に洋食が食べられるのは、ホテル内のレストランなどしかない。閉店が明らかになったのは、2025年9月に入ってから。それを知った市民の予約が相次ぎ、閉店までディナータイムは、ほぼ予約で埋まっているという。
今年6月に新市長に就任した山﨑彰則氏(57)も、自身と夫人の誕生日には必ず利用していたと言い、閉店を惜しんでいる。ちなみに、山﨑氏は、紋別ハンドボール協会会長、「レストランあんどう」の安藤憲四郎店主は、同協会副会長を務めている。市職員の一人は、「特別なお祝いの日はよく利用していたので、とても喪失感が大きい」と話していた。