人事労務領域の業務を効率化する技術やシステム（HRテック）のWHI Holdings（本社・東京都港区）は2025年10月7日、岩田地崎建設（同・札幌中央区）が、統合人事システム「COMPANY」のタレントマネジメント製品「COMPANY Talent Management」シリーズを採用したと発表した。
（写真は、岩田地崎建設本社＝同社ホームページより）
岩田地崎建設は、北海道を拠点に全国の大規模な建設工事や土木工事を請け負い、設計、施工までを行う総合建設業者。経営戦略の重点項目に、人材基盤強化を図って人財開発を行うこととしており、各従業員が、生き生きと業務に従事できる場を整え、スキルアップと組織力を向上させるなど、人的資本の最大化を目指している。しかし、これまでは、従業員のスキルを体系的に管理する仕組みが整備されておらず、スキルを踏まえた異動や育成施設の立案、実施が困難だった。
「COMPANY Talent Management」シリーズの導入により、全従業員のスキルを管理し、スキルアップ施策を円滑に進められる体制を構築する。岩田地崎建設はすでに「COMPANY」の人事管理製品を利用しており、蓄積された人材データと連携できる点や、従業員の検索、スキル確認、配置の検討などに利用しやすいUI（ユーザーインターフェイス）である点が評価された。
「COMPANY Talent Management」シリーズは、現場従業員の利用も想定して設計された使いやすいUIのため、従業員本人が、担当業務や自己紹介、今後取り組みたいことなどを簡単に登録できる。岩田地崎建設では、「COMPANY Talent Management」シリーズを活用して、コミュニケーション力やマネジメント力といった全社共通で必要となるスキルに加え、各部門で求められる専門的なスキルも定義して、従業員の保有スキルを体系的に管理する計画。これによって、従業員一人ひとりの資格や経験を最大限に生かした戦略的な人材配置や移動を実現、組織を活性化する。
