大和ハウス工業(本社・大阪市北区)は、2025年8月1日、旭川市1条通7丁目47-1の旭川平和通買物公園に面したタワーマンション「プレミスト旭川ザ・タワー」1~2階の商業エリア「ONE SEVEN」をグランドオープンさせた。このマンションは、国と旭川市が認定した「1・7地区優良建築物等整備事業」として開発が進められたもので、マンションは2025年1月に竣工していたが、今回の商業エリアのオープンで、買物公園に新たな賑わいが生まれる。(写真は、「プレミスト旭川ザ・タワー」の商業エリア「ONE SEVEN」オープニングセレモニー)
(写真は、「プレミスト旭川ザ・タワー」)
「プレミスト旭川ザ・タワー」は、地下1階、地上25階建て、高さ約90mで 国内最北のタワーマンションとして2025年1月に竣工した。総戸数は151戸、残戸数は最上階の億ション数戸を含めて18戸と、好調な売れ行き。元々は、商業ビル「エクス」があった場所。大和ハウス工業は地権者だった東栄企業、旭川小型運輸などの協力を得て、2020年6月に、旧エクスビルの土地建物の権利を取得。2021年7月から建物を解体して、2022年1月に着工、2025年1月に住宅部分が竣工し、今回、商業エリアと1階のバス待合として利用できる公開空地をグランドオープンさせた。
街制作室(本社・札幌市中央区)が企画プロデュースした商業エリア「ONE SEVEN」の2階には、「Kデンタルオフィス旭川」と「湘南美容クリニック旭川院」、1階には、札幌の人気パン店「どんぐり」の姉妹店、「コロコロ」が入った。この日、「ONE SEVEN」前で、関係者を集めたオープンセレモニーが行われた。大和ハウス工業の富樫紀夫上席執行役員ハウジングソリューション本部マンション事業本部長は、「中心市街地の回遊性向上と交通結節機能の強化を目的に、このマンションを建設した。このエリアが皆さまにとって憩いの場となるように、今後も中心市街地の活性化に寄与していきたい」と挨拶した。
来賓として出席した旭川市の今津寛介市長は、「53年前、買物公園がオープンする時に、当時の五十嵐広三市長は『買物公園は次世代の人たちが新しい夢を描いていけばよい』と話した。今回のマンションと商業施設のオープンは、次世代の私たちが新しい買物公園を一緒に発展させていくきっかけとなる。今後も市として、民間投資の流れを止めず、さらに中心市街地が活性化していく取り組みを進めたい」と語った。
旭川平和通商店街振興組合理事長として、ビデオメッセージで祝辞を贈った杉村太蔵氏は、「マンションと商業エリアのグランドオープンは、もう一度買物公園で暮らしたいという住民が増えてくるきっかけになる。さまざまなサービスが提供され、活性化されて街が飛躍する第一歩になる」と述べた。「ONE SEVEN」1階には、もう1区画のテナントスぺースがあるが、こちらは、飲食物販系店舗が秋頃にはオープンする予定。