実店舗への来店促す「おでかけWolt」、世界で初めて札幌市でスタート

経済総合

 デリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」を展開するWolt Japan(本社・東京都渋谷区)は、2025年5月19日より、Woltポイントやクーポンの提供を通じて、お客の実店舗への来店を推進する新たなサービス「おでかけWolt」を札幌市で開始した。(写真は、「おでかけWolt」の告知ビジュアル)

 Woltは、世界30ヵ国以上でサービスを展開しているが、「おでかけWolt」の提供は、世界で札幌市が初となる。デリバリーの枠を超えて、お客の実店舗への来店を促すことで、地域経済の活性化に貢献する。「おでかけWolt」は、お客がWoltアプリを使って地域の店舗を見つけ、実際にその店舗を訪問して、スマートフォンを店頭の専用ボードにかざすだけで、Woltポイントを獲得できる新たなサービス。

 ポイントを貯めることができるうえ、多くの店舗で提供される限定クーポンを使って、店内での飲食をお得に楽しむこともできる(※Woltポイントとクーポンの利用には適用条件がある)。開始時点で、札幌市内100ヵ所以上の店舗で利用でき、今後も対象店舗を増やしていく予定。

 利用手順は次の通り。Woltのアプリに表示される「おでかけWolt」のバナーをタップして、地図上に表示される近くの対象店舗から、行きたい店舗を見つけ、店舗に到着して設置された専用ボードにスマホを近づけると、チェックインボタンが自動的に起動。ボタンを押すと、チェックインが完了する。店舗ごとに設定された来店回数をクリアすると、Woltポイントが、お客のアカウントに自動的に加算される。

 さらに、店舗に応じて店内で利用できる限定クーポンも提供される。アプリに表示された「クーポンを使う」ボタンを押して、スマホを専用ボードにかざすと、クーポンを獲得できる。確認画面を店舗スタッフに見せると、店舗での買い物や食事に利用できる。Wolt加盟店は、Woltを通じて、新たな客層にもアプローチが可能となる。これまで、デリバリーを中心に利用していたお客を、実際の来店客として迎え入れる機会が増えるメリットがある。

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