「成吉思汗 大黒屋」、札幌1号店から3ヵ月で早くも2号店

経済総合

 旭川発祥の人気ジンギスカン店「成吉思汗 大黒屋」の札幌2号店となる「察縨弐號廛」(さっぽろにごうてん)が、2025年5月9日(金)にオープンする予定だ。同年2月4日に札幌1号店「察縨壱號廛」(さっぽろいちごうてん)を出店しており、わずか3ヵ月で2店舗目となる。(写真は、「成吉思汗 大黒屋 察縨弐號廛」が出店するメイプル通りビル)

「成吉思汗 大黒屋」(旭川市4条通5丁目)は、2002年に旭川の大黒商事が創業。肉厚の生ラムを秘伝のタレで食べるのが人気で、観光客や地元客の人気が高い。4条通7丁目に「本店」を構え、2010年に「5丁目支店」(4条通5丁目)を出店したが、「本店」は、老朽化により2016年に閉店。以降は、「5丁目支店」の1店舗で営業を続けた。しかし、後継者難により、2020年12月末、「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋(本社・愛知県一宮市)が、大黒商事の全株を取得して子会社化した。

 2021年10月に「函館五稜郭店」(函館市)を出店して以降は、本州での出店を強化。昨年までは、道内2店舗、関東3店舗、愛知県日進市と名古屋市中区に各1店舗(フランチャイズ店舗)の計7店舗を展開していた。

 今年になって、満を持して札幌に進出、2月4日に「察縨壱號廛」(中央区南4条西2丁目の南4西2ビル2階)をオープンさせたが、間髪入れずに「察縨弐號廛」を出店することにした。出店場所は、中央区南5条西5丁目1-2のメイプル通りビル2階。1号店と同様に2階への出店となる。「察」には、よく見て調べるの意があり、「縨」は、矢を防ぐためによろいの上にかける布製の袋の意、「弐」はふたつ、ならぶの意、「號」は叫ぶ、「廛」は屋敷・店を意味する。直訳すると《矢を防ぐ袋を掛けて、よく調べて、1店舗目と並ぶ店にすると叫ぶ》となる。意訳すると、ジンギスカン激戦地の札幌をよく調べて、大黒屋の暖簾で競争相手から身を守り、2店舗目を出店するーーという意味だろうか。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER