「ごまそば八雲」を展開する にしりん（本社・札幌市中央区）は、JR札幌駅北口の複合型再開発ビル「さつきた8・1」（同市北区北8条西1丁目3）の1階に、2025年6月頃に出店する。2024年4月に出店した「大通駅店」（同市中央区大通西3丁目8、桂和大通ビル51地下2階）と同様、おしゃれな造作にする。
（写真は、「ごまそば八雲大通駅店」）
「ごまそば八雲」は、喫茶店経営のにしりんが、1974年から運営を始めたそば専門店。店舗は、「COCONO SUSUKINO」の前身、「松坂屋ビル」内の店舗が1号店で、以降、1970年代から80年代に建設された札幌市内の新築ビルに出店するケースが多かった。札幌国際ビル（当時は西村国際ビル）や1975年8月の札幌パルコ開業時にも出店している。
しかし、時代とともにビルの建て替えや新ビル開業が進み、「ごまそば八雲」も閉店や移転を繰り返してきた。現在は「札幌国際ビル店」（1974年オープン）、「新さっぽろサンピアザ店」（1982年オープン）、「地下街オーロラタウン店」（2018年オープン）、「北広島店」（三井アウトレットパーク札幌北広島内、2010年オープン）、「アリオ札幌店」（2022年3月オープン）、「札幌ステラプレイス店」（2022年11月オープン）と「大通駅店」の7店舗を展開している。
今回出店する「さつきた8・1」は、市街地再開発事業で誕生した複合ビルで、「北八劇場」やクリニック、オフィス、分譲マンション、ホテルなどで構成されている。「ごまそば八雲」は、1階のふき抜け部分のスペース約37・8坪を使って出店する。店舗の内装デザインは、「大通駅店」ど同様にアリトエテンマ（札幌市中央区）が、手掛けるという。
1階には、2024年9月24日にフィットネスジムとインドアサイクリングスタジオの「クラブピラティス/サイクルバー」（106・2坪）がオープンしており、2025年4月1日には、明日佳グループが「札幌きたはち健診センター」（156・3坪）をオープンさせる予定になっている。2階には、広告代理店インサイトの本社、書峰社書道、3階は、医療モール「さっぽろウェルネスステーション8・1」、2階と3階が、「北八劇場」になっている。
