高高度ガス気球や宇宙関連技術の開発を行っている岩谷技研(本社・江別市)は、日本航空(同・東京都品川区、以下・JAL)と、宇宙遊覧体験の事業化を目指して協業を開始する。(画像は、高度2万816m到達時の窓外風景)
この協業では、岩谷技研が主催する、気球による宇宙遊覧の事業化および普及を目指す、日本発の共創プロジェクトである「OPEN UNIVERSE PROJECT」にJALが参画。両社は、事業開発、技術開発に連携して取り組む。岩谷技研は、宇宙遊覧の体験設計や技術開発、人材育成などの分野で、JALグループが、航空運送事業で蓄積してきた知見やノウハウを活用、新たな価値創出に向けて協業を推進する。
「OPEN UNIVERSE PROJECT」は、気球によって誰もが行ける、宇宙遊覧を実現する岩谷技研のテクノロジーを軸に、さまざまなパートナーとの共創によって、日本から宇宙産業を開拓、宇宙をすべての人に開かれたものにしていく「宇宙の民主化」のプロジェクト。共創パートナーは、JTB(本社・東京都品川区)、アサヒグループジャパン(同・同都墨田区)に次いで、JALが3社目になる。