炭火居酒屋「炎(えん)」などの飲食店事業と持ち帰り専門店の美唄焼鳥・惣菜「炎」などを展開している伸和ホールディングス(HD、本社・札幌市西区)は、2024年10月21日に、札幌証券取引所アンビシャス市場に上場した。(写真は、有価証券上場通知書の交付式。左から札証・石井理事長、伸和HD・佐々木稔之社長=札証提供)
この日、札証2階会議室で有価証券上場通知書の交付式が行われ、札証の石井純二理事長から伸和HDの佐々木稔之社長に、同通知書や記念の木槌などが手渡された。その後、伸和HDの関係者らによって「札証の鐘」が鳴らされた。
伸和HDは、2004年5月創業で、2005年5月に「炭火居酒屋炎」の1号店を出店、現在は「炎」を道内32店舗、関東1店舗を展開。飲食事業のブランドは他に4ブランド、計8店舗を展開しているほか、持ち帰り専門店「美唄焼鳥・惣菜炎」は、50店舗を出店している。2025年3月期は、売上高60億4800万円(前期比3%増)、営業利益1億9800万円(同5・1%増)、経常利益1億9900万円(同4・9%減)、純利益1億4100万円(同0・9%増)を予想している。
始値は1530円で、公開価格の1650円を下回り、終値は1507円だった。出来高は1万1400株、売買高は1730万3000円。アンビシャス市場への上場は、2022年9月のキットアライブ(本社・札幌市北区)以来で、石井理事長が就任して初めての上場となる。アンビシャス市場上場は、9社になった。