「えびそば一幻」、クリエイト・レストランツHDがM&A

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 クリエイト・レストランツ・ホールディングス(HD、本社・東京都品川区)は2024年9月6日、「えびそば一幻」を運営する一幻フードカンパニー(同・札幌市中央区)の全株式(560株)を取得、連結子会社にすると発表した。(写真は、「えびそば一幻」の札幌総本店)

「えびそば一幻」は、2001年6月創業。甘エビの旨味と風味を凝縮した、独自性の高いスープが特徴の札幌を代表するラーメンブランドの一つ。「札幌総本店」(札幌市中央区南7条西9丁目、東屯田通沿い)のほか、新千歳空港、東京都内、台湾、香港の国内外に11店舗を展開、土産用のラーメンやカップラーメンの販売を行っている。2024年4月期の売上高は10億5800万円(前期比16・2%増)、営業利益2億100万円(同16・8%増)、経常利益2億200万円(同17・4%増)、純利益1億4300万円(同11・7%増)。

 クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、一幻フードカンパニーの株式取得について、①麺カテゴリー事業のさらなる進化②ネクストコアブランドの育成によるポートフォリオの強化③グループ内フランチャイズの創出による企業価値向上ーーを挙げている。一幻フードカンパニーの株主は、不動産業を展開しているイースト(本社・札幌市中央区)の横山鷹史代表取締役個人で、100%を所有している。株式取得日は2024年10月1日。取得額は後日開示する。

 クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、2018年12月に北海道で「ごまそば遊鶴」を展開する遊鶴(当時の社名=はしもと、本社・札幌市豊平区)を連結子会社にしたほか、2023年9月には「サンヴァリエ」、「レフボン」、「小樽サンジェルマン」の店舗名で展開しているパン製造販売、レフボン(本社・同市西区)も連結子会社にした。

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