「パーラーZOON川沿店」跡地をゼンショーHDが取得、「はま寿司」「すき家」セット進出か

経済総合

 札幌市南区川沿11条1丁目の「パーラーZOON川沿店」と「山田ビル」跡地をゼンショーホールディングス(HD、本社・東京都港区)が、取得した。同社グループが展開する「はま寿司」や「すき家」など外食店舗が、立地する見通し。(写真は、ゼンショーHDが取得した「パーラーZOON川沿店」跡地)

「パーラーZOON川沿店」と「山田ビル」は、石山通(国道230号)と川沿石山連絡線、中ノ沢南の沢通交差点の南東角地に建っていたが、「パーラーZOON川沿店」は、2024年3月10日に営業を終了。その後、パチンコ店と隣接する「山田ビル」が解体され、6月頃には更地になった。

 四つ角の目立つ場所に、約1300坪にもなる広い更地が出現したため、土地利用への関心が高まっていたが、2024年6月に、ゼンショーHDが、土地を取得していたことが分かった。この土地を巡っては、パチンコ店閉店後から、「回転寿司の店舗が進出する」と近隣で噂が出回っていたが、その可能性が高まった。

 ゼンショーHDが展開する外食ブランドには、「はま寿司」、「すき家」、「ジョリーパスタ」、「オリーブの丘」、「なか卯」などがある。取得した土地の近くには、「なか卯川沿店」(川沿12条2丁目3-5)がある。近隣には、他の外食ブランド店舗がなく、「はま寿司」「すき家」セット進出の可能性が高い。ゼンショーHDは、札幌市北区新琴似2条7丁目1-50の旧「コープさっぽろ新琴似南店」跡地約2200坪も2023年11月に取得、現在、「はま寿司」「すき家」の店舗建設を進めている。

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