手作りサンドイッチ専門店「サンドリア」、JR札幌駅東口にも自販機

経済総合

 手作りサンドイッチの専門店サンドリア札幌(本社・札幌市中央区)は、JR札幌駅の東口コンコースにも「サンドイッチ工房サンドリア」の自販機を設置する。営業開始は、2024年7月17日(水)。現在は、西口コンコースに自販機を設置しており、東西の改札口付近にそれぞれ設置することで、多くの人に購買機会を提供する。(写真は、札幌駅西口コンコースに登場した頃のサンドリア自販機)

 サンドリア札幌が、駅西口コンコースにJR北海道フレッシュキヨスクの協力を得て自販機を設置したのは、2023年3月1日。それまでは、中央区の東屯田通にある本店や北区の屯田店でしか買えなかったサンドイッチが札幌駅でも買えるとあって、設置以来、好評を得ている。現在も、毎日5回の補充納品を行うなど順調な売れ行きを見せている。

 今回、東口コンコースに設置するのは、販売機会を増やすことに加えて、サンドリアの高齢従業員の働く機会を創出することも狙い。本店では、作ったサンドイッチが売り切れると、さらに作るといったサイクルで運営している。従業員の高齢化が進み、こうしたサイクルでは体力的に厳しいため、一部を若手に世代交代。数人の高齢従業員は、新たに設けたセントラルキッチンで、サンドイッチを計画的に生産する体制にした。

「現場では79歳や77歳の人も働いており、働く意欲のある人は何歳までも働いてもらいたいと考えている。駅東口に自販機を設置することにしたのは、こうした従業員たちの働く機会をつくりたいと考えたから。そうすることで、より多くのお客さまにサンドイッチを提供できるようにもなる」とサンドリア札幌の津田哲平社長。

 セントラルキッチンでは、5~6人の高齢従業員が計画的に生産、体力的な負荷を低減して、働きやすい環境を整える。東口の自販機は、売れ行きを見て補充納品回数を決めるが、最大でも3回までにする予定。また、北海道にちなんだ商品や東口限定商品も新発売する。営業時間は6時~24時の予定。

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