Wolt、札幌で日本初のEVデリバリー開始

経済総合

 デリバリーサービス「Wolt」を展開するWolt Japan(本社・東京都渋谷区)は、Woltのラッピングを施した日産の軽EV自動車「SAKURA」でのデリバリーを、札幌エリアと盛岡エリアで、2024年5月16日から開始した。EV自動車を利用したデリバリーは、日本で初めての試みとなる。(写真は、Woltのラッピングを施した日産の軽自動車EV「SAKURA」)

 Woltは、「街と暮らしを、より豊かに」というミッションを掲げ、環境への取り組みをさまざまに行っている。古紙100%のリサイクルペーパーで作られた紙袋を飲食店に無料配布したり、配達で発生するCO2排出量削減のためのカーボン・オフセットしたりするなど、サスティナビリティを意識した取り組みを行ってきた。

 今回、CO2排出量削減の取り組みを加速させるため、EV自動車でのデリバリー開始を決定。先行して札幌エリアと盛岡エリアに導入を決めたのは、両エリアでの配達は、冬季で90%以上、夏季でも85%以上を車で行っていることから。2022年10月に、規制緩和で軽自動車での貨物運送ができるようになり、今後、増加が予想される、軽自動車を利用したデリバリーを視野に、日産のEV自動車「SAKURA」とタッグを組むことにした。環境への配慮のほか、EV自動車のスムーズで力強い走りによって、配達パートナーにとってもデリバリー環境が快適になる。

 この日、北海道日産自動車(本社・札幌市東区)の西店(札幌市中央区)で『Wolt×日産EV自動車「SAKURA」デリバリー出発式』を行い、北海道日産自動車からWoltに「SAKURA」のキーが贈呈され、配達パートナーが初の配達に出発した。

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