焼鳥専門店「串鳥」が冷凍焼鳥を強化、「工場直売所」閉鎖で冷凍スペース確保

経済総合

 焼鳥専門店「串鳥」を展開する札幌開発(本社・札幌市中央区)は、調理済み冷凍焼鳥の販売を始める。同社は現在、チルドの焼鳥をスーパーマーケットなどで販売しているが、電子レンジで手軽に食べられる冷凍焼鳥の需要も広がるとみて、事業化を決めた。(写真は、「串鳥工場直売所」)

 冷凍焼鳥を展開するにあたり、大型冷凍庫を導入するスペースが必要なことから、「中央東工場」(南3条東5丁目2)で展開している持ち帰り専門店「串鳥工場直売所」を閉店する。同直売所は、2022年2月15日に、コロナ禍で増えた家飲み需要に対応してオープン。開店から2年、アフターコロナで社会が平常時に戻ってきたこともあって、2024年6月2日(日)に同店を閉店、空いたスペースを有効活用することにした。

 札幌開発は、「串鳥」の店舗展開を進める一方、スーパーマーケット「ラルズ」などでチルドの焼鳥を販売している。また、店舗のバックヤードで焼いた串鳥の焼鳥も惣菜として販売している。チルド商品は、夏場のバーベキュー向けなどに人気があるが、家庭で食べる際には、ガスコンログリルで焼かなければならず手間がかかる。調理済み冷凍焼鳥は、こうした手間が必要ないため、家庭向け需要が見込める。
「工場直売所」の閉店に際し、同店では5月30日(木)から閉店日までの4日間、「ありがとうセール」を行う。鳥精肉、つくね、手羽先を1本100円(税込み)で販売、期間中に直売所を利用すると串鳥全店共通の10%OFF券も配布する(テイクアウト使用可)。営業時間は12時~20時、火曜定休。

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