桂和商事が札幌市中央区北1西3の旧「味の時計台ビル」を取得、抵当権設定なくキャッシュ売買か!? 

経済総合

 桂和商事(本社・札幌市)は、札幌市中央区北1条西3丁目の旧味の時計台観光ビルを取得した。取得日は5月29日。旧味の時計台ビルは、サッポロラーメンチェーンの味の時計台を運営する時計台観光本社があった場所。同社の本社は既に北2条西2丁目に移転している。(写真は、桂和商事が取得した旧味の時計台ビル)
 
 旧味の時計台ビルは4階建て。2001年に時計台観光が個人から取得していた。1階と地下は、サッポロラーメン味の時計台で、先に亡くなった五十嵐広三氏が官房長官時代に村山富市首相(当時)と一緒に訪れたラーメン店としても知られていた。2階には喫茶、大正館が営業していた。
 
 土地建物には、数億円の抵当権が設定されていたが、桂和商事の取得日に抹消され、現在、抵当権は設定されていない。桂和商事は金融機関から借り入れをせずに取得した模様。
 
 桂和商事は、取得したこのビルの駅前通北側には札幌第一ビル、第25桂和ビルを3所有している。札幌第一ビルは、地下1階~地上2階まではテナントが入っているものの3~7階は空きスペース。今回取得した味の時計台ビルも空きビルになっている。
 なお、第25桂和ビルは飲食店ビルとして各フロアーとも埋まっている。
(2013年6月11日午後記事一部訂正しました。同18日追加修正しました。)

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