手づくりサンドイッチ専門店「サンドリア」を展開するサンドリア札幌(本社・札幌市中央区)は、専用のキッチンカーを利用したサンドイッチの販売を開始した。2024年5月1日~2日にアリオ札幌(同市東区)で初お披露目、今後は、地域のお祭りや商業施設の催事のほか、介護施設などでキッチンカーを使った販売をする。
(写真は、アリオ札幌えんとつ広場に初登場したサンドリアのキッチンカー)
キッチンカーは、サンドリアのイメージカラーと独特のロゴ文字を架装した荷台にあしらい、ドア付近には「サンドくん」、「イッチくん」、「ドリアちゃん」が描かれており、遠くからでも一目でわかるようになっている。アリオ札幌のえんとつ広場で行われた「パンフェス」への出店が初お披露目となり、多くのお客で賑わった。
サンドリア札幌の津田哲平社長(41)は、「お店が近くにない人たちにも食べてもらいたいため、キッチカーでの販売をすることにした」と言う。現在は、「本店」(札幌市中央区)、「屯田店」(同市北区)の2店舗と自動販売機2台(JR札幌駅西口と屯田店前)で販売しているが、キッチンカーを加えることで、より多くの人に購入機会を提供する。キッチンカーでは、サンドイッチを作らず、工場を兼ねた2店舗で作ったものをキッチンカーに積んで販売する。
同社は、本店隣接地の空き店舗を利用して、新たに工場を設ける考えで、6月中にもここでサンドイッチを作り始める予定。生産する量が増えるため、新たに自販機1台を設置するほか、キッチンカーの出動回数も増やす。津田社長は、「キッチンカーは、普段は当社のサンドイッチが買えない郊外でのお祭りや催事に出店したい。また、有料老人ホームなど介護福祉施設の駐車場などを利用して出店したい」と話している。