北海道コンフェクトグループ(本社・札幌市中央区)のグループ会社で、創業102年を迎えた千秋庵製菓(同・同)は、2024年3月18日(月)から看板商品「山親爺」のパッケージデザインをリニューアルするとともに、「出てきた、出てきた、山親爺~♪」という歌詞でお馴染みの山親爺テレビCMを、26年ぶりに復活させる。テレビCMは、函館出身のYUKIさんが歌い、札幌出身の作曲家・音楽プロデューサーの蔦谷好位置さんが編曲した。(画像は、パッケージデザインをリニューアルする「山親爺」)

 洋風煎餅「山親爺」は、千秋庵総本家(函館市)の4代目、松田咲太郎が開発した商品。当時、のれん分けをしていた全道の千秋庵にその製法を伝え、千秋庵製菓(札幌千秋庵)は1930年に「山親爺」の販売を開始した。以降、バター、ミルク、卵といった原材料や製法をほとんど変えずに94年間にわたって販売、道民に親しまれてきたロングセラー商品となっている。
 
 今後も「山親爺」が幅広い世代に愛され、北海道土産としても広く親しまれるように、このほどパッケージテザインをリニューアルすることにした。新デザインは、北海道の澄んだ青空を背景に笹の葉と鮭を背負った熊が、スキーに乗って雪山を滑り降りる姿を表現している。このデザインは、26年ほど前までテレビで包装されていた、山親爺のCMストーリーがベースになっている。

 それに合わせて、26年ぶりにテレビCMを復活させるのは、パッケージデザインの変更とともに「山親爺」をさらに浸透させたいという千秋庵製菓のマーケティング戦略の一環。CMを復活させるにあたり、YUKIさんが北海道でライブを行った時、MCで山親爺のCMソングを歌ったことがあることから、同社がオファー、リバイバルアレンジが実現した。蔦谷好位置さんは、YUKIさんのプロデュースを担当しており、YUKIさんから突然「山親爺」の画像がメールで送られてきて、「出てきた出てきた山親爺!」と返したことをきっかけに、コラボが実現した。

「山親爺」の価格は、3枚入り145円、10枚入り化粧箱780円、20枚入り化粧箱1480円、24枚入り丸缶、化粧箱2680円(いずれも税込み)など。保存方法は常温。販売店舗は、札幌千秋庵直営店(札幌三越店と大丸札幌店は除く)。


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