北洋銀旧本店が海の幸グルメ専門店に、「佐藤水産大通公園店」オープン

経済総合

 北洋銀行(本店・札幌市中央区)の旧本店(同区大通西3丁目11、北洋ビル1階)が、北海道の海の幸グルメ専門店に変身して、2024年1月25日にオープンした。北洋銀の現本店(大通西3丁目7)の1階はスイーツ専門店が集積しており、北洋銀の現本店、旧本店で異なった北海道の食を楽しむことができるようになった。(写真は、北洋銀旧本店跡にオープンした「佐藤水産大通公園店」)
(写真は、同店限定の「石狩ぱふぇ丼」)

 北洋銀旧本店のスペースを利用して出店したのは、佐藤水産(本社・札幌市中央区)の「大通公園店」。同社が取り扱う天然サケの多彩な商品やカニ、ホタテ、ニシンなど北海道の海の幸グルメが約800品目揃っている。同店のみの限定商品として、イクラやサケルイベ漬を使用した「石狩ぱふぇ丼」、「海鮮グルメおむすび」などテイクアウト商品も数多く用意している。

 また、佐藤水産の「サーモンファクトリー店」(石狩市新港東1丁目54)で、夏季限定販売している「塩ソフトクリーム」が、ここでは年間を通して味わえる。また、サケルイベ漬やイクラなど各種の珍味を、希望のグラム数で販売する量り売りも導入している。

(写真は、量り売りのコーナー)
(写真は、ガラス越しに見ることかできる加工&調理場)

 店内の設えは、和風から洋風に移り変わるようにゾーニングされているほか、ガラス越しに加工や調理をしている職人を見ることもできる。大通公園側には、イートインスペースも設けている。佐藤水産の川口太商品企画販促室長は、「大通では百貨店2店舗に入っているが、路面店は初めて。市民や観光客に大通公園の四季の移り変わりとともに、海産物の四季も楽しんでほしい」と話している。営業時間は9時半から18時半。

(写真は、和の設えの生珍味・干物・サケ加工品ゾーン)

 北洋銀本店は、旧北海道拓殖銀行跡地に建設された北洋大通センター内に、2011年1月11日に移転。以降、旧本店は期間限定利用はあったものの、常設利用は進んでいなかった。今回、佐藤水産は、北洋銀旧本店の移転から13年ぶりの常設店舗として営業することになった。現本店のある北洋大通センター1階の「ビッセスイーツ」には、町村農場ときのとやが入っており、北洋銀の新旧本店で北海道の食巡りを楽しむこともできるようになった。

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