年商1億円を超える企業を経営する、起業家の世界的ネットワークであるEO(アントレプレナーズ・オーガニゼーション=起業家機構)の北海道拠点、「EO Hokkaido」が2023年7月4日、札幌市中央区の京王プラザホテル札幌で年次総会を開催した。昨年7月に設立された「EO Hokkaido」の1回目の年次総会となるもので、2期目の会長にサツドラホールディングス(本社・札幌市東区)の富山浩樹社長CEOが就任した。(写真は、年次総会に参加したEO Hokkaido会員)
(写真は、年次総会で挨拶する秋元克広・札幌市長)
EOは、1987年にアメリカで設立された若手起業家の世界的ネットワーク。日本では、1995年にグロービス(本社・東京都千代田区)の堀義人代表取締役を中心にEOジャパンが設立され、その後、東北、北陸、東京、名古屋、大阪、京都、神戸、瀬戸内、九州、沖縄のエリアに12支部が立ち上がり、昨年7月に道内の起業家や北海道出身で、首都圏で活躍している起業家など30人でスタートした。
今回開催された年次総会では、1期目の活動報告や2期目の活動方針が示され、年商1億円以下の起業家を育成するプログラムの実践や月例会、勉強会などのスケジュールが報告された。1期目の会長だった、人材関連事業を展開しているネオキャリア(同・同都新宿区)の西澤亮一社長(標津郡中標津町出身)がラーニング理事になり、2期目会長には副会長を務めた富山氏が就任。また、新たな副会長には、エコモット(本社・札幌市中央区)の入澤拓也代表取締役が選ばれた。現在の会員数は50人。
(写真は、営業利益率の伸長率1位で表彰されたファーストコネクト・宮副俊彦代表取締役)
総会後の懇親会には、EO Hokkaidoのスローガンである「ELEVA道」のロゴが印刷されたTシャツを着た秋元克広・札幌市長が参加。秋元氏は、「札幌は2019年からスタートアップ支援に取り組み、2020年には内閣府のスタートアップ・エコシステム拠点都市になった。皆さんと一緒になって世界に繋がる北海道をつくっていきたい」と挨拶、乾杯の音頭をとった。
会員を対象にした成長企業の表彰式も行われ、営業利益率の伸長率が、会員の中で1位だったファーストコネクト(本社・札幌市中央区)の宮副俊彦代表取締役に、記念の盾が贈られた。