次世代半導体の国産化を目指すラピダス(Rapidus、本社・東京都千代田区)が工場や関連施設の建設を進める千歳市美々で、造成工事が間もなく始まる。(写真は、開発許可標識が設置された千歳市美々地区)
ラピダスの工場や関連施設の建設場所は、千歳市美々758番7ほか9筆の土地、約38万9090坪(約128万4000㎡)。新千歳空港の東側に当たり、国道36号線と千歳線を超えた場所にある。近くには、公立千歳科学技術大学とセイコーエプソン千歳事業所がある。また、美々川の源流となる伏流水が湧き出る沼、千歳湖も近くにある。ラピダスは、用地について千歳市と賃貸契約を終えており、千歳市は自ら開発許可を下ろす形で造成工事を進める。
用途は、工業施設、企業研修厚生施設、宿泊施設となっており、工事着手は2023年5月1日、工事完了は2025年3月31日。施工は鹿島建設(本社・東京都港区)北海道支店(札幌市中央区)。造成地区の用途地域は、工業地域と準工業地域に跨っている。なお、造成面積は、千歳アウトレットモール・レラ(敷地面積6万8787坪=22万7000㎡)の約5・6倍の広さになる。