ゼンショーホールディングス(本社・東京都港区)の子会社ビッグボーイジャパン(同・同)が、北海道だけで展開しているファミリーレストラン「ヴィクトリアステーション」の「清田店」(札幌市清田区真栄1条2丁目13-1)が、2023年3月26日で閉店した。これによって、「ヴィクトリアステーション」は30店舗を切って29店舗になった。(写真は、3月26日に閉店した「ヴィクトリアステーション」の「清田店」)

「ヴィクトリアステーション」は、北海道発祥の地場ファミレスだったが、ダイエー系列を経て、現在は「すき家」や「はま寿司」、「ジョリーパスタ」で知られるゼンショーホールディングスの子会社が運営している。

 本サイトは、折に触れて報じているが、店舗老朽化や人手不足などもあって、地元民に親しまれた「ヴィクトリアステーション」は年々店舗数が減っている。5年前の2018年には全道で42店舗があったが、2021年頃から閉店が勢いを増し始めた。この年には旭川、苫小牧、札幌、函館、釧路、小樽で計9店舗、2022年は「西岡店」(札幌市豊平区)、2023年に入ってからは2月28日に「イオンモール苫小牧店」(苫小牧市)が閉店。2018年当時と比べると、12店舗も少ない30店舗に減少した。さらに、今回の「清田店」の閉店によって、30店舗を切り29店舗になった。

 営業している「ヴィクトリアステーション」店舗は、札幌9店舗、旭川と北見が各2店舗、他は稚内、岩見沢、帯広、小樽、千歳、函館、滝川、苫小牧、北斗、室蘭、網走、石狩、釧路郡釧路町、河東郡音更町、日高郡新ひだか町に各1店舗。ファミレスチェーンでは、「ガスト」が25店舗、「びっくりドンキー」は地元ということもあって41店舗をそれぞれ北海道で展開しており、「ヴィクトリアステーション」は「ガスト」の店舗数に近づいてきた。



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