人材派遣の札幌エージェント(本社・札幌市中央区)は、研修機能を兼ねた自社牧場生産の生乳を利用した、生ドーナツ専門店「MILK DO dore iku?(ミルクド ドレイク)」(札幌市中央区北8条西23丁目1-10、前田ビル1階)をきょう2月14日11時にオープンさせた。(写真は、生ドーナツを紹介する「MILK DO dore iku?」ストアマネージャーの北川直輝さん)

 札幌エージェントは、2017年1月に設立された外国人人材派遣を中心に事業展開している企業。出張酪農ヘルパー事業も行っており、2021年月には中川郡美深町に研修機能を備えた札幌エージェントファームを設立、生乳生産を始めた。これまでは農協向けに生乳を納入していたが、今回、生乳を利用した生ドーナツ専門店を展開することになった。

 商品開発や店舗、包装などのデザイン、販売促進については、食のプロデュースを展開している札幌市内のhanninmae(半人前)の協力を得た。「MILK DO dore iku?」の店舗は、札幌桑園にある3階建て前田ビルの1階。「サツドラ桑園北8条店」の西側に位置し、「無印良品」とコラボ店舗である「コープさっぽろそうえん店」にも近い。

 生ドーナツは、口の中に入れると消えるような食感で、手に持つと崩れそうなほど柔らかいのが特徴。提供する生ドーナツは、十勝産小麦粉を使用、卵とバターもふんだんに使い、しっとりと滑らかな生地となっている。自社生産の生乳を使ったクリームは、生乳に近い味でコクと甘みがある。「自家製カスタード」(税込み280円)、「ショコラナッツ」(同360円)、「ミックスシュガー」(てんさい糖とグラニュー糖使用、同260円)など全7品種を用意している。

 営業時間は11時から売り切れ次第終了する。1日500個の販売を予定している。テイクアウトのみ。同店ストアマネージャーの北川直輝さん(27)は、「北海道では、自社生産の生乳を使った生ドーナツを提供する店舗は初めてなので、ぜひ味わってほしいですね。また、牧場経営者の6次化事例としても発信していきたい」と話している。
(写真は、「MILK DO dore iku?」の店舗外観)



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