ベーカリープロデューサーの岸本拓也さん(47、ジャパンベーカリーマーケティング=本社・横浜市青葉区=代表取締役)が開業支援を行った高級食パン専門店が、岩見沢市内に初登場する。きょう12月3日にオープンする「ベーカリー風花風花(hukahuka)」(4条西5丁目6-1)がそれで、カフェも併設。高級食パンのほか、地域食材を利用したパンも提供する。(写真は、「ベーカリー風花風花」の従業員との記念撮影。中央右が岸本拓也さん、左が白戸良典さん)
(写真は、高級食パン2種)
運営するのは、ランドシステム(本社・岩見沢市)。同社は市内でビジネスホテル2店舗と飲食店舗3店舗を展開しており、新規事業として高級食パン事業に参入した。白戸良典代表取締役(37)は、「コロナ禍で当社事業は影響を受けたため、比較的影響が少ないパン事業参入を決めた」と話す。
2年ほど前にテレビで観た岸本さんの「パンで地域振興」の考えに共感、接触して開業にこぎつけた。店舗は木造2階建ての新築で、延べ床面積は約100坪(330㎡)。1階が売り場、2階はゆったり座れるソファなど23席からなるカフェスペース。従業員は約10人。
(写真は、川西製餡所のあんを使ったあんぱん)
(写真は、酒井農場の卵を使ったクリームパン)
高級食パンは「くちどけの花」(2斤税込み880円)と十勝産小豆を使った「まめ日和」(1・5斤同1100円)の2種類。エガティ・サーレフィーノ(イタリアシチリアで作られるウォッシュタイプの天然塩)で飽きのこない甘さが特徴。「まめ日和」は和菓子のような味が特徴。その他にも、自家製スパイスを使ったカレーパン、塩パン、栗山町酒井農場の卵を使ったクリームパン、札幌市の川西製餡所で製造したあんを使ったあんぱん、各種サンドイッチ、オリジナルコーヒーなどドリンクも提供する。
(写真は、自家製スパイスで大人の味のカレーパン)
(写真は、サンドイッチとコッペパン。酒井農場の卵「茜」も販売)
店舗のコンセプトや提供するパンのメニュー、店舗デザイン、紙袋、食パン専用の袋、制服などもジャパンベーカリーマーケティングが提案した。開店後も運営サポートのほか、地元食材を利用したパン展開などにも協力する。
12月2日に行われた内覧会で、白戸さんは、「岩見沢に新しい風を吹き込むような店舗にしたい」と語った。岸本さんは、「地域のネットワークを広げておいしい食材を使い、地元の方に喜んでもらえるパン店舗を目指したい」と話した。営業時間は10時~18時、カフェスペースは17時まで。
(写真は、2階のカフェスペース)
(写真は、店舗の外観)