JA木野(本所・河東郡音更町)は、アトリエ・モリヒコ(本社・札幌市白石区)が展開するコーヒー店MORIHICO.の監修により「木野の森珈琲店」(河東郡音更町木野大通西6丁目1)をオープンさせた。十勝管内にMORIHICO.のテイストを組み入れたカフェが初登場、JA木野の食品スーパーHapio(ハピオ)とともに、地域の魅力を集積した上質空間がより深みを増した。(写真は、11月1日にオープンした「木野の森珈琲店」)
店舗コンセプトは、「あなたに寄り添う暮らしの森」。JA木野は、Hapioで組合員、消費者と向き合う小売りのノウハウを積んでおり、その経験値を今回はカフェという形で価値提供することにした。JA木野は、店舗空間づくりに実績がある街制作室(本社・札幌市中央区)にコンタクト、街制作室はアトリエ・モリヒコに監修を持ちかけ、今回の店舗が実現した。
もともとは、ガーデニングや資材の店舗だった建物をリニューアル、外装、内装、店舗名やロゴマークなどをMORIHICO.が監修。さらにサイフォン珈琲の導入や地元食材を使用したメニュー提案も行った。
食事メニューには、豊西牛100%を使用した煮込みハンバーグやちぎって楽しむ新しい手づかみピッツァ、旬の素材がゴロゴロと入った食べるスープ、豚丼をイメージしたサンドイッチ、豆腐やきなこを使ったホットケーキなどがあり、隣接するHapioで販売している農作物も使用している。MORIHICO.のオリジナルで白と黒の強烈なビジュアルが人気のJBソフトクリームも提供している。
アトリエ・モリヒコの市川草介代表取締役は、「ゆったりと寛げる空間で地域の食材を使ったメニューを提供しており、若い人だけでなく年配の方にも楽しんでいただきたい」と話している。同社は今回、監修で協業したが、この経験を生かして道内外でリアル店舗の進出も検討していく。Hapioという地域の尖ったスーパーに「木野の森珈琲店」というMORIHICO.テイストの空間が加わったことで、音更の発信力がさらに高まった。