パチンコホールを全国で約300店舗展開しているマルハン(京都本社・京都市上京区、東京本社・東京都千代田区)は、店舗敷地の有効利用を図るため「マルハン苫小牧駅前店」(苫小牧市木場町1丁目3-2)に「カラオケ歌屋」とゲームセンターの「キャッツアイ」を誘致する。(写真は、「マルハン苫小牧駅前店」の駐車場敷地に建設中の「カラオケ歌屋」「キャッツアイ」が入る建物)
パチンコホールは、客数減の影響で全国的に閉店が相次いでいる。マルハンもJR苫小牧駅北口のトマモール跡地に2021年3月、「苫小牧駅前店」をオープンさせたことに伴い、同年2月に先行して「苫小牧店」(有明町2丁目9-25)を閉店。2022年8月には「苫小牧東店」(新開町1丁目1-3)も閉店させた。
逆風が続く中、広いパチンコホールの駐車場を利用したテナント誘致が増えており、マルハンは札幌市内の複数店舗で「セイコーマート」や「ローソン」を誘致、賃貸ビジネスを始めている。
今回、「苫小牧駅前店」の駐車場敷地の有効利用を図るため、「カラオケ歌屋」とゲームセンターの「キャッツアイ」を誘致することにした。建物は、今年5月から建設が始まり、現在は最終段階に入っている。「カラオケ歌屋」はタカハシ(網走本社・網走市、札幌本社・札幌市西区)、「キャッツアイ」は北東商事(本社・同市手稲区)が、それぞれ建物を賃借して営業する。建物の建築主はマルハン、設計、監理はタカハシアートプランニング(同市西区)。タカハシ、北東商事、タカハシアートプランニングはいずれもタカハシグループ。
「カラオケ歌屋」は、苫小牧市内に「苫小牧元町店」(元町2丁目6-19)を出店しており、今回は2店舗目。「キャッツアイ」はトマモール内に出店していた経緯があり、8年ぶりの復活出店となる。両店のオープンは年内か年明けになりそう。