お土産と日常の食を集めた新業態の店舗「北海道四季マルシェ」が11月1日、JR札幌駅直結の札幌ステラプレイスセンター1階に誕生した。観光客と札幌市民を引きつける商品が揃えられており、店内は散策路のように商品を探すワクワク感や選ぶ楽しさが感じられるようになっている。(写真は、11月1日にオープンした「北海道四季マルシェ」。当日午後、入場を待つ行列ができた)

 「北海道四季マルシェ」は、JR北海道(本社・札幌市中央区)とJR北海道フレッシュキヨスク(同・同)が手掛ける食のセレクトショップ。JR北海道フレッシュキヨスクが展開しているお土産店「北海道四季彩館」をブラッシュアップした新業態店舗。昨年閉店したJR北海道の「ツインクルプラザ」跡に出店した。

 同店では、きのとやグループのKコンフェクトが出来たてスイーツ「札幌農学校」を初展開するほか、ザンギで知られる「中国料理布袋」の持ち帰り専門店、「北海道四季マルシェ」のPB(プライベートブランド)商品のほか、地域の旬の食材を集めた店舗の第一弾として水戸青果が野菜や果物を販売する。

 Kコンフェクトは、北海道産バターのバタークリームと十勝産あずきを挟んだ「焼きたてクッキーサンド餡バター」を北海道初登場させる。店内では北海道ミルククッキーを焼き上げ、作りたてのおいしさを提供。また、放牧している牛の牛乳を使った「放牧酪農ミルクソフト」も同店限定で販売する。

 布袋のザンギは、注文を受けてから店内の厨房で作る揚げたてを提供するほか、店内で蒸し上げる中華まんも販売する。「北海道四季マルシェ」のPB商品は「DO3TABLE」のブランド名で、食事、酒、おやつの3つのテーブルシーンを彩る商品を提案。旅のお土産コーナーには、北海道で定番の銘菓やチーズ、肉・魚の加工品や乾物、スープカレーやラーメン、調味料などを揃えた。

 JR札幌駅では新幹線工事のため、「パセオ」や「北海道どさんこプラザ」、「北海道四季彩館札幌西店」、「KINOTOYA BAKE」、「ありんこJR札幌店」、「リトルマーメイド札幌店」など、営業終了や一時休止などが相次いでいる。そうした中で登場した新業態店舗「北海道四季マルシェ」、観光客と地元客を引きつける尖った店舗になりそうだ。


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