民事再生手続き中のスガイディノス(本社・札幌市中央区)は、きょう10月2日でディノスボウル札幌白石(同市白石区南郷通1丁目北8-1)を閉店するが、東京都や千葉県などでボウリング場やボウリング用品専門店を展開する有限会社ベガ(同・千葉県八千代市)が、引き続き同ボウリング場を運営することになった。休業期間を経て、10月初旬のオープンを目指す。(写真は、ディノスボウル札幌白石)
ディノスボウル札幌白石は、1981年10月に白石スガイボウルとしてスタート、1993年7月に大型アミューズメントビル、スガイディノスが竣工し、ボウリング場は同ビル3階に入って営業を開始した。M&Aなどを経て2018年12月に現在のスガイディノスが発足したが、同社は今年5月30日、札幌地方裁判所に民事再生手続き開始を申し立て、事実上倒産した。
その後、7月25日にGENDA GiGO Entertainment(同・東京都大田区)と事業譲渡契約を締結、9月30日付でゲームセンター事業とボウリング事業をGENDA GiGO Entertainmentに、シネマ事業は佐々木興業(同・東京都豊島区)が中心となって承継した。事業譲渡の過程で、閉店することになったのが、ディノスボウル札幌白石、ディノス旭川(旭川市)、ディノスパーク札幌狸小路(札幌市中央区)の3施設。このうち、ディノスボウル札幌白石はベガが承継して運営することになった。
ベガは、青戸ボウル(東京都葛飾区)やVEGA八千代(八千代市)、VEGAアサヒボウリングセンター(千葉市中央区)など全国で9ヵ所のボウリング場を運営するとともに、各ボウリング場に併設する店舗を含めてボウリング用品専門店、プロショップVEGAを16店舗運営している。ベガが北海道でボウリング場を展開するのは今回が初めてとなる。